この記事では、「タイヤチェーン9mm」と「タイヤチェーン12mm」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タイヤチェーン9mm」とは?
現在日本で使われるタイヤチェーンで広く使われているのは9mmのものになります。
チェーンが細いと滑り止め効果が低く耐久性も劣りますが、いつも雪が積もり道路が凍っている北国でもなければ9mmでも滑り止め効果は十分ですし、耐久性のある素材を使っているなら耐久性も問題ありません。
チェーンを付けると騒音や振動に問題がでますが、9mmだとそういった乗り心地の悪化が抑えられるので、雪国以外では性能十分でデメリットの小さい9mmが多く選ばれています。
「タイヤチェーン12mm」とは?
一般的に流通しているタイヤチェーンで太いものが12mmです。
凍って滑りやすくなっている道路でも太いチェーンが噛み付いてしっかりと滑り止めしてくれますし、太いだけあって摩耗にも強くチェーンへの負担が大きい重い自動車でも長く使えます。
ただし走行時に車の中にまで響く騒音や振動は大きなネックです。
そのためあまり雪が降らない地域では人気がありませんが、降雪量の多い地域では乗り心地よりも運転時の安全性や安定性を重視して12mmが選ばれます。
「タイヤチェーン9mm」と「タイヤチェーン12mm」の違い
「タイヤチェーン9mm」と「タイヤチェーン12mm」の違いを、分かりやすく解説します。
滑り止めの効果が比較的低い代わりに乗り心地の悪化も小さいのが「タイヤチェーン9mm」です。
「タイヤチェーン12mm」は乗り心地は大きく悪化するものの、走行時の安定性は大きく向上するので特に雪国で使用されます。
まとめ
耐久性にも違いは出てきますが、耐久性については太さよりも素材の影響が大きいので、9mmと12mmの違いは滑り止め効果の違いと快適性どちらを取るかで考えるといいでしょう。
それほど雪が降らず道路が凍結しないなら「タイヤチェーン9mm」の方が快適性が高く乗りやすいですし、逆に積雪が多いならしっかりと道路をグリップしてくれる「タイヤチェーン12mm」の方が安心して運転できます。