「上村一夫」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「上村一夫」のお勧めの作品を紹介します。
「上村一夫」について簡単に説明
「上村一夫」とは、神奈川県横須賀市出身で、1940年3月7日生まれの漫画家です。
武蔵野美術大学デザイン科を卒業後、広告代理店の宣弘社でイラストレーターとして働きました。
上村一夫は、1967年に『月刊タウン』に発表した『カワイコ小百合ちゃんの堕落』で漫画家デビューを果たしました。
その後は、『ヤングコミック』、『週刊プレイボーイ』、『漫画アクション』、『ビッグコミック』などの雑誌で多くの作品を連載しました。
上村一夫の作風は、大正の浮世絵師と呼ばれた竹久夢二を連想させる女性像と独特の劇画タッチが特徴的です。
「上村一夫」のお勧め
「上村一夫」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「修羅雪姫」
明治時代を舞台に、仕込み杖にした傘を操る女刺客の復讐劇を描いた作品です。
原作は小池一夫で、週刊プレイボーイに1972年から1973年にかけて連載されました。
映画化やテレビドラマ化もされ、人気を博しました。
「同棲時代」
売れないイラストレーターの次郎と、広告会社に勤める今日子の同棲生活を描いた作品です。
漫画アクションに1972年から1973年にかけて連載されました。
二人の日常の喜怒哀楽や、仕事や家庭や性に対する曖昧な態度が、当時の若者の心情を反映していました。
「しなの川」
美少女・高野雪絵の愛と情欲に生きた一生を、昭和の激動期を舞台に描いた大河ロマンです。
原作は岡崎英生で、ヤングコミックに1973年から1974年にかけて連載されました。
映画化やテレビドラマ化もされ、話題を呼びました。
「悪魔のようなあいつ」
阿久悠が原作を手掛け、上村一夫が作画を担当した漫画作品です。
講談社の女性向け雑誌『ヤングレディ』に1975年に連載されました。
この作品は、三億円事件の犯人として疑われる謎の男・可門良と、彼に惹かれる女性たちや彼を追う刑事などの人間関係を描いたサスペンスです。
可門良は、神経膠芽腫という難病に侵されており、余命わずかな状況でした。
まとめ
「上村一夫」は、漫画家としてだけでなく、イラストレーターやエッセイストとしても活躍しました。
彼の画集やエッセイ集は多数出版されました。
また、彼はギターが得意で、自ら作詞作曲したレコードも発売しました。
彼は映画やテレビドラマにも出演したことがあります。
ぜひ、さまざまな漫画を描く上村一夫の作品を楽しんでみましょう。
