この記事では、「ステンカラー」と「スタンドカラー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ステンカラー」とは?
服の襟を指す「ステンカラー」は、開いたままでもお洒落に着られるのが魅力です。
閉じた状態でも決まり、素敵なコーデして合わせられます。
元々は“soutien”が日本人の間で使われるようになってから「ステンカラー」と言うようになりました。
とくに、裾の長いコートの襟を指し、前ボタンを開けてスーツの上に羽織ったり、寒い日は前をしっかり閉じて襟を少し立たせて着れば首元も冷たい外気から守られるのです。
大きめに作られている襟の「ステンカラーコート」はカジュアルな服装にも合いますし、可愛らしい女性的なコーデと合わせやすいのが利点です。
「スタンドカラー」とは?
立ち襟とも言う「スタンドカラー」は外側に折り返しがありません。
縦に立った状態の襟は短く、首元を軽やかに見せられるのが魅力です。
この襟を採用しているのが「スタンドカラーシャツ」で、肩が張らない、カジュアルに着こなせるアイテムとして着られています。
折り返しが無いので、ネクタイしない服を着るとき最適な服です。
チノパンやショートパンツにさりげなく合わせやすい形状でもあり、サンダル履きする夏に格好良く着こなし、街を小粋に歩けるのも大人格好良い服装になります。
「ステンカラー」と「スタンドカラー」の違い
「ステンカラー」と「スタンドカラー」の違いを、分かりやすく解説します。
大きめの襟がお洒落な「ステンカラー」は落ち着きがあり、ビジネススーツに合わせて着られるコートに採用されています。
真面目な印象にも見えますし、可愛らしさも表せるのが魅力的な襟として学生服の上に着るコートにも選ばれる形状です。
もう一方の「スタンドカラー」は襟に折り返しがなく、短めにできたシャツによく採用されています。
この襟が生まれたのは1300年頃の欧州で、貴族が衣服の襟を補強し、寒さを防いだ形状が元になっているのです。
日本でも軍服や学生服に取り入れられました。
現在はカジュアルの中にも男らしさを出せるシャツとして普段着やサービス業でよく着られている服になっています。
まとめ
同じ襟でも形状がまったく違いますので、服やスーツを取り扱う専門店のサイトや店で異なる点を発見してみるのもいいでしょう。