「七本槍(日本酒)」を購入する際には何に注意して選べばいいのでしょうか。
今回は、この七本槍(日本酒)を購入する場合のポイントやお勧めの商品を紹介します。
「七本槍(日本酒)」を簡単に説明
このお酒は、滋賀県長浜市の賤ケ岳山麓の北国街道沿いにある宿場町の木之本にある、1534年(天文3年)創業の冨田酒造が造っている日本酒の銘柄です。
「七本槍」の名前の由来は言うまでもなく、1583年に羽柴秀吉(豊臣秀吉)と柴田勝家が戦った賤ケ岳の戦いで活躍した秀吉子飼いの若武者七人に由来します。
また、ラベルには著名な芸術家・美食家の北大路魯山人の篆刻が使用されています。
このお酒は、辛口でキレがあるのが特徴で、昔ながらの厳寒仕込みにこだわって、たとえ少量でも吟味を尽くすことを重視しています。
このお酒を購入する場合は、自分の好みや飲むシーンを想定して飲むのがよいでしょう。
例えばスッキリした日本酒好きであれば純米大吟醸や純米吟醸が合っています。
甘みや旨味のする日本酒好きであれば純米や純米生原酒がお薦めです。
「七本槍(日本酒)」のお勧め
この商品は、通販で数多く取り扱われています。
そんな数多く取り扱われているこの商品の中からお勧めする具体的な商品名を3つ紹介します。
「冨田酒造 七本鎗 80%玉栄 低精白純米 生原酒」
このお酒は、七本槍初期からの代名詞ともいえる80%の限定生原酒(生熟成酒)になります。
低精白ならではからくる旨みと共に穀物感が感じられ、力強い酸が感じられ全体をキュッと引きしめます。
骨太なお酒が好きな方には、たまらない充実感が味わえる一品です。
「冨田酒造 七本鎗 木の環 木桶仕込み」
このお酒は醸造過程で自然の恵みを受けた米・水に木桶が棲む菌が加わることで、より自然な酒造りを目指しています。
生もとならではのコクに、木桶仕込によるほのかな木のニュアンスが加わり、味幅がありながらもキレのある生もとらしい仕上がりとなっています。
「冨田酒造 七本鎗 純米 玉栄60 火入」
この定番酒は最も生産量の多い商品で、地元ではこの日本酒が七本鎗だと言われるほどの出荷量を誇ります。
味わいは辛口ですが淡麗ではなく、米の旨みが複雑にからみあった濃醇な味わいになっています。
原料米の酒米「玉栄」は地元長浜市内の契約農家で栽培したものです。
玉栄は蔵元が一番こだわる酒米となっています。
特徴が少ない味わいですが、料理と合わせると料理の味を引立ててくれます。
まとめ
450年以上の歴史を持つ蔵元には、美食家・北大路魯山人の扁額もかけられているほど、伝統と重みのある、一度は飲んでみたい日本酒です。