この記事では、「うるち米」と「白米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「うるち米」とは?
日本で食べられているお米は、うるち米ともち米に分けられます。
普段口にしているご飯は、そのほとんどがうるち米からできています。
うるち米の「うるち」は漢字で書くと「粳」で、アミロースが含まれる品種を指します。
「うるち」は、インドのサンスクリット語で「稲」という意味を持つ「ウリヒ」が語源ともいわれています。
お米に含まれるデンプンには2種類あって、もう1つはアミノペクチンです。
アミノペクチンが多い程粘り気が出ます。
うるち米にはアミノペクチンが80%、アミロースが20%含まれています。
アミノペクチンのみでアミロースが含まれていないものを「糯(もち)」といい、もち米になります。
「白米」とは?
白米とは玄米を精米したお米のことをいいます。
玄米は稲の実からもみ殻だけを取り除いたもので、胚芽やぬかはそのまま残っています。
胚芽やぬかを取り除く工程が精米になります。
玄米も食べられますが、調理に時間がかかりますし食感もあまりよくありません。
味にもクセがあるので、精米して白米にして食べるのが一般的です。
ただし、玄米の方が栄養価は高く、健康的な食べ物として注目されています。
白米というとうるち米を精米したものを指すことが多いですが、もち米を精米したものも白米になります。
「うるち米」と「白米」の違い
うるち米はアミロースが含まれている米を表しており、普段食べている白飯はほとんどがうるち米です。
コシヒカリやササニシキ、ナナツボシ、アキタコマチなどはうるち米の品種になります。
白米は精米している米のことで、うるち米を精米したものを指すことが多いですがもち米を精米したものも含まれます。
まとめ
うるち米はアミロースが含まれるお米のことで、白米は精米しているお米を表しています。
うるち米を精米したものは白米になりますが、白米にはもち米を精米したものもあります。