水の硬度を表す言葉には「軟水」や「硬水」があります。
この記事では、「軟水」と「硬水」の違いを分かりやすく説明していきます。
「軟水」とは?
「軟水」とは金属イオンの含有量が少ない水を示す言葉であり、こちらは日本で多く飲まれています。
「軟水」にはマグネシウムやカルシウムなどの金属イオンが少ないのが特徴です。
「軟水」は腐葉土や泥炭層から流れてくるものが多く、日本の水の大半は硬度が低いのが特徴です。
「軟水」は和食やコーヒー、お茶などと相性がよく、甘目のお酒を造る時にも使われています。
和食は出汁や旨味を使ったものが多く、使用する水には影響を与えるミネラルが少ない方が味を阻害しないとされています。
「硬水」とは?
「硬水」とは金属イオンの含有量が多い水を示す言葉であり、こちらは海外などでよく飲まれています。
「硬水」にはマグネシウムやカルシウムなどの金属イオンが多く含まれており、味も「軟水」とは違うのが特徴です。
「硬水」には煮沸することで軟化する「一時硬水」と変化しない「永久硬水」が存在します。
現在では「永久硬水」でもイオン交換樹脂を使って軟化させることが可能になりました。
「軟水」は口当たりが重いことから飲料水としては飲みづらいのが特徴です。
しかし「軟水」は肉料理や苦めのコーヒーなどと相性がよく、目的に応じて使い分けることが可能です。
「軟水」と「硬水」の違い
この2つは金属イオンの含有量が違います。
これらは硬度という基準で分類されており、少ないものが「軟水」、多いものが「硬水」と呼ばれています。
「軟水」の例文
・『ミネラルウォーターは軟水がいいですね』
・『お味噌汁には軟水が適しています』
「硬水」の例文
・『海外に行ったら硬水だらけで合いませんでした』
・『肉料理に硬水を使うといい仕上がりになります』
まとめ
「軟水」や「硬水」は含まれている金属イオンの多さが違います。
日本で飲まれているお水は「軟水」が多く、和食にも使われています。