この記事では、「ラム肉」と「マトン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラム肉」とは?
「ラム肉」は羊肉の中でも生後1年未満の仔羊の肉を指します。
基本、生後1年未満となりますが、飼育の関係で正確な月齢がわからない場合もあります。
そのようなときは、永久門歯の有無で判断します。
月齢がわからない羊に関しては、永久門歯が生えていなければ「ラム肉」とします。
「ラム肉」の特徴は羊独特のにおいやクセが少ない点にあります。
肉質は柔らかく味もあっさりとしています。
このような点から「ラム肉」はジンギスカンやラムチョップなど様々な羊料理に用いられています。
また、「ラム肉」の中でも生後2〜3か月以内の仔羊においては、「ミルクラム」と呼ばれ、「ラム肉」よりもミルクの甘い香りを楽しむことができるものとなります。
「マトン」とは?
「マトン」は羊肉の中でも生後2〜7年ほどの羊の肉を指します。
基本、生後2〜7年ほどとなりますが、飼育の関係で正確な月齢がわからない場合もあります。
そのようなときは、永久門歯の有無で判断します。
月齢がわからない羊に関しては、永久門歯が3本以上生えている場合は「マトン」となります。
「マトン」の特徴は羊肉独特のにおいがあり、油も載っているため濃厚な旨みを堪能することができます。
肉は引き締まっており弾力ある肉質となります。
このような点から「マトン」は独特のにおいを消すためにスパイスを用いる料理に適しています。
例えば、マトンカレーが代表です。
「ラム肉」と「マトン」の違い
「ラム肉」と「マトン」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ羊の肉でも月齢によって「ラム肉」になるのか。
「マトン」になるのか。
がわかれます。
「ラム肉」は生後1年未満の仔羊の肉。
「マトン」は生後2〜7年ほどの羊の肉。
このように明確な違いがあります。
まとめ
月齢によって名前の変わる「ラム肉」と「マトン」。
それぞれの肉が持つ特徴にも違いがある羊肉となります。