この記事では、「ホワイトソース」と「カルボナーラ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ホワイトソース」とは?
西洋料理の白いソースのことです。
小麦粉とバターを焦げないように炒めた白いルーを、牛乳で溶いて煮詰めたものです。
ベシャメルソースともいいます。
ソースの濃さは、牛乳と小麦粉の割合によって調整をします。
牛乳が多く小麦粉が少ないとさらさらとし、牛乳が少なく小麦粉が多いともったりとします。
このソースにトマトや生クリームなどの他の材料を加え、オーロラソース、クリームソース、マスタードソースなどが作られます。
また、グラタン、クリームコロッケ、シチューなどの料理にも使われています。
「カルボナーラ」とは?
パスタソースの一種です。
卵、黒コショウ、チーズを使用します。
イタリアでは、卵、黒コショウ、チーズという材料で作るのですが、日本では生クリームを使用したレシピが多いです。
また、具材として豚肉を使用するのですが、イタリアではグアンチャーレやパンチェッタが使われるのに対し、日本ではベーコンが使ったレシピが広まっています。
「カルボナーラ」には「炭焼きのパスタ」という意味があります。
炭焼き職人がパスタを作り、炭がパスタの上に落ちたこんなふうになるだろうと、黒コショウを炭に見立てています。
卵は全卵または卵黄を使用します。
白身は使わず卵黄のみにするとソースが濃厚になります。
「ホワイトソース」と「カルボナーラ」の違い
「ホワイトソース」と「カルボナーラ」の違いを、分かりやすく解説します。
見た目が白いところが似ていますが、2つは別のものです。
前者はバターと小麦粉を炒めた白いルーを牛乳に溶いたものです。
後者は卵、黒コショウ、チーズを使用しているパスタソースの一種です。
前者は卵と黒コショウは使わず、後者は卵と黒コショウを使用します。
また、前者は小麦粉を使用しますが、後者は小麦粉を使用しません。
まとめ
白いところが似ていますが、卵や小麦粉など使用する材料に違いがあります。
また、これらをもとにして作る料理も異なります。