洋食で使う「フォンドボー」と「デミグラスソース」にはどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「フォンドボー」と「デミグラスソース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フォンドボー」とは?
「フォンドボー」とは、「フランス料理で使われる仔牛の骨を煮込んでとっただし汁」のことです。
「フォンドボー」の使い方
和食は鰹節や昆布から取っただし汁が命です。
だし汁を使わない料理はないと言ってもいいもの和食にとって欠かせないものですが、料理にだし汁を使うのは和食だけではありません。
世界三大料理の一つに数えられるフランス料理でも料理にだし汁を使います。
フランス料理で使う仔牛の骨からとっただし汁が「フォンドボー」です。
仔牛の骨をきれいに洗ってから軽く焼いて生臭さを消したものを水と一緒に鍋に入れタマネギやニンジン、セロリなどの野菜と野菜と一緒に長時間煮込むことで完成します。
ステーキソースやスープを作る時に味のベースとして使われる大切なだし汁です。
「デミグラスソース」とは?
「デミグラスソース」とは、「ブラウンソースをさらに煮詰めて味を深めた洋食のソース」です。
「デミグラスソース」の使い方
牛スネ肉や牛骨を油で炒めものに野菜とルーを加えてさらに炒め水を加えて数時間煮込みます。
そこにトマトピューレを加えてさらに炒めた肉や野菜を追加し数日間煮込むと「デミグラスソース」が完成します。
元はフランス料理で使われていたソースでしたが、現在は日本の洋食で使われているのが中心で海外ではほとんど使われていません。
「フォンドボー」と「デミグラスソース」の違い
「フォンドボー」と「デミグラスソース」の違いを、分かりやすく解説します。
「フォンドボー」と「デミグラスソース」の違いは「作り方」と「使い方」です。
「フォンドボー」は仔牛の骨や野菜を煮込んで作るだし汁で料理のベースとして使います。
「デミグラスソース」は牛スネ肉や牛骨、野菜を炒めトマトピューレを加えて作りソースとしてそのまま使用します。
水から煮て単体では使わないのが「フォンドボー」で、炒めてからトマトピューレを加えて煮込み直接食べるのが「デミグラスソース」という違いで区別されます。
「フォンドボー」の例文
・『フォンドボーを作る』
・『フォンドボーには1番と2番がある』
「デミグラスソース」の例文
・『デミグラスソースをかける』
・『デミグラスソースの缶詰』
まとめ
「フォンドボー」と「デミグラスソース」は作り方も使い方も異なる全くの別物です。
それぞれの違いを正しく理解して区別しましょう。