日本で独自の魔改造を施され、境界線は曖昧になった?
この記事では、「ガトーショコラ」と「チョコレートケーキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガトーショコラ」とは?
広義の意味合いでは焼いたチョコレート菓子を意味する言葉として、日本でも定着し始めたと言っていいでしょう。
狭義の意味合いでは「ガトーショコラ味」と表される菓子類が存在する様に味・フレーバーとしても定着しつつあります。
基本的に日本ではしっとりとしたスポンジのチョコレートケーキを指す場合が多いと言えるでしょう。
本場フランスの「ガトーショコラ」のしっとり感を意識。
日本風に魔改造された「チョコレートケーキ」が該当すると言っても過言ではありませんでした。
またフランスの「ガトーショコラ」は小麦粉、スポンジ感がなく、日本風に言えば生チョコケーキに近い風合いを持ちます。
「チョコレートケーキ」とは?
日本でまだケーキが手軽に食べられなかった1970年代から比較的食べる事ができた種類だと言っていいでしょう。
特に年末のクリスマスケーキでは製パンメーカーのオーダー品においては生クリームでもバタークリームでも注文が可能でした。
このクリスマスの「チョコレートケーキ」に代表される様にチョコレートスポンジケーキを何枚かに切断。
間にチョコレートクリームやガナッシュクリーム、チョコチップを挟んだ後にコーティングかつ装飾を行ったデコレーションケーキが「チョコレートケーキ」のホール品としては有名だと言っていいでしょう。
「ガトーショコラ」と「チョコレートケーキ」の違い
「ガトーショコラ」と「チョコレートケーキ」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はチョコレートを増量、卵白の代用品としてメレンゲを使うなどよりしっとり感を増したスポンジを使用したのが特徴です。
後者は「チョコレート(スポンジ)ケーキ」と言い換えても問題はないと言えるでしょう。
要はスポンジケーキにチョコレートクリームやガナッシュクリームを用いてコーティングやデコレーションを済ませたものだと言って良いはずでした。
まとめ
日本では両者ともに「チョコレートスポンジケーキ」を指す場合がほとんどです。
その違いはスポンジ生地の食感だと言っていいでしょう。
前者の方がより生地にしっとり感を持たせたものになっています。
近年ではフランスでの「ガトーショコラ」の如くほどほどにしか加熱していない生の食感を楽しめるタイプも販売される事も珍しくはありません。
しかしその場合「生チョコケーキ」の名前が使われる事も多いと言えるでしょう。