この記事では、「新生姜」と「紅生姜」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「新生姜」とは?
春、地面に植えて大きく育ってから夏に収穫するものを「新生姜」【しんしょうが】といいます。
ひね生姜という植え付けどきに使う上に新しくできた根の部分であり、色は生姜よりも薄く、長細い形が印象的です。
舌を刺激する辛味があまりないため生でも食べやすく、すって豆腐の上にかけたり、そうめんの汁に混ぜて食べれば品の良い味になる薬味としても合うわけです。
辛味があまり感じられないのも繊維が普通の生姜より少ないためで、甘さの方が強いところが魅力になります。
「紅生姜」とは?
赤い色が料理の彩りとしてよく使われている「紅生姜」【べにしょうが】は、梅が入ったお酢の中に生姜を漬け込み、色を漬けたものです。
色が染まった生姜は細切りにして焼きそばやお好み焼きの上に盛り付けるためによく使われています。
噛めば爽やかながらも食材の旨味を引き出し、食欲を促進させる効果をもたらす食材です。
収穫は10月から12月で、本格的な冬に入る前に食べ頃になります。
白い色は赤く染まりやすく、水を含むのが良いところでもあり、少ない繊維で切りやすい生姜です。
「新生姜」と「紅生姜」の違い
「新生姜」と「紅生姜」の違いを、分かりやすく解説します。
大きく育った「新生姜」は6月から8月にかけて店で売られます。
葉から下部分が大きく成長して膨らんだ後、ひと月経った頃合が食べ頃になり、根を食べるわけです。
水分をたっぷり含み、風味が良く、やわらかな繊維のため辛味も少ないので生で食べられます。
日本料理にとても合う食材になり、料理の旨味を引き出すのも魅力です。
もう一方の「紅生姜」は10月から12月に収穫して、梅酢に入れて色付けします。
料理の彩りと味を引き出す役目もあり、水々しく、漬物と同じように美味しく食べられるよう一手間加えるわけです。
まとめ
見た目は似ている生姜であっても、収穫時期や色、味などに違いがあります。
どう違うか味比べしたり、画像で見るのも学べる方法となるでしょう。